【OCI_03】コンパートメントの切り替え

 
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ブログ運営者のtkjzblogです。 仕事柄新しいシステムに触れることが多いです。 Windows、Linux(RHEL)がメインです。その他、VMwareやOffice365など仮想環境やクラウド環境も少しですが触れることがあります。 いろいろ忘れがちのため、このサイトへ情報を書き溜めていきたいと思います。 どうぞ、よろしくお願い致します。

今回の作業から、管理者ユーザー(ocitestadm01)でフルアクセス権限のあるtest_compartmentコンパートメントに対して実施していきます。
VCNを作成しようとしたらコンパートメントを切り替える必要がありましたので、コンパートメントの切り替えだけを題材として記事にしました。

   

コンパートメント(Compartment)とは

OCIの中でリソース(例:VM、VCN、ボリュームなど)を整理・分離・権限管理するための「フォルダ」のようなものとなります。
IAM(アクセス管理)ポリシーも、このコンパートメント単位で設定します。
どのリソースも必ず「どのコンパートメントに所属するか」を持ちます。

   

ルート・コンパートメント(Root Compartment)

テナンシを作成したときに最初から1つだけ存在する、最上位のコンパートメントです。
すべてのコンパートメント(子)はこの中にぶら下がる構造になります。

   

配下のコンパートメント(子コンパートメント)

ルート・コンパートメントの中に、業務・環境・用途ごとに分けて作成します。
子コンパートメントの下に、さらに孫コンパートメントを作ることも可能です。
例:本番環境コンパートメント
  検証用コンパートメント

      

コンパートメントの切り替え

OCI のコンソールは常に「ルート・コンパートメント」からスタートする仕様のため、ルート・コンパートメントには権限がない管理者ユーザー(ocitestadm01)でサインインしてコンポーネント作成画面へ進むとエラーが表示されます。
そのような場合は、権限のあるコンパートメントへ切り替えて作業することができます。

   

ルート・コンパートメントにアクセス権がないことを確認

コンポーネントはどれでもいいので今回は「ネットワーキング」で試してみます。
OCIコンソールの左上のハンバーガーメニューを展開し、「ネットワーキング」を選択、「ネットワーキング」の「仮想クラウド・ネットワーク」を選択します。

「データをロードできませんでした」が表示されました。適用済みフィルタがルート・コンパートメントになっており、権限がないためです。

   

コンパートメントを切り替える

そのような場合は、「適用済みフィルタ」の横の「コンパートメント tkjzblog.(ルート)」をクリックすると権限のある「test_compartment」へ切り替えることができます。これでコンポーネントを作成することができるようになります。

   

まとめ

今回、コンパートメントの切り替えについて確認しました。
検証で1ユーザーしか利用してないですが、一度、コンパートメントの切り替えを行えば、次回からは切り替える必要はなさそうです。

   

以下、他の記事をまとめた一覧です。OCI以外にAWSもまとめています。

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