2022年6月30日で MSOnline PowerShell や Azure AD PowerShell のライセンス割り当てコマンドレットが廃止される
2021年8月26にMicrosoft365のメッセージセンターにおいて、2022年6月30日で Azure Active Directory Graph のサポートが終了すると発表がありました。
題名だけではピンと来なかったのですがよく読み進めてみるとMSOnline PowerShell や Azure AD PowerShell のライセンス割り当てコマンドレットも廃止されるとあります。
スクリプトなどで影響があるテナントの全体管理者様は、Microsoft Graph PowerShell の導入が必要になりそうです。
注意!
MSOnline PowerShell と Azure AD PowerShell 自体が廃止されるのではなく、ライセンス割り当てに関するコマンドレットのみが対象となります。
2022年6月30日以降もMSOnline PowerShell と Azure AD PowerShell を利用したライセンス割り当てに関するコマンドレット以外は継続して利用することが可能と思われます。
参考(MicrosoftのTech Communityより)
参考情報1
https://techcommunity.microsoft.com/t5/azure-active-directory-identity/migrate-your-apps-to-access-the-license-managements-apis-from/ba-p/2464366
参考情報2
https://techcommunity.microsoft.com/t5/azure-active-directory-identity/update-your-applications-to-use-microsoft-authentication-library/ba-p/1257363
調査
当方テナントも調査を開始しましたが、どうもMSOnline PowerShell でライセンス割り当てコマンドレットを使用していることが判明し、対応が必要そうです。
具体的には、上記にあげた参考情報1の表に記載ある「Set-MsolUserLicense」コマンドレットが該当致します。※赤枠内
以下に表を加工して引用させていただきます。
対処方法
2022年6月30日以降は、Microsoft Graph PowerShell の Set-MgUserLicense コマンドレットを使用して、ライセンス割り当てを行うことができると記載されています。
まずは検証を行いたいと考えています。
まとめ
引き続き調査や検証を行い、分かったことがあれば共有させていただきたいと思いますが、取り急ぎ関係あるテナント全体管理者様は対応に追われそうですね。
コロナ禍でいろいろと延長されていたことが落ち着いてくると一気に更新の嵐が押し寄せてきそうな気がします。