2022年4月下旬以降、Exchange Online で Plus Addressing(サブアドレス指定)機能が標準で有効化される
Exchange Online で Plus Addressing(サブアドレス指定)機能が標準で有効化される次期が確定したようです。Microsoft社は、2022年4月下旬以降、既定で有効化すると発表しています。
Plus Addressing in Exchange Online
https://docs.microsoft.com/ja-jp/exchange/recipients-in-exchange-online/plus-addressing-in-exchange-online
Exchange Online の Plus Addressing については、前回記事を参照ください。
Microsoft社は、上記記事内で勝手に有効化しますが嫌なら DisablePlusAddressInRecipients を使用して、プラスアドレス指定を無効にできますと情報を公開しています。当方テナントでは検討した結果、とりあえず無効にしておきましょうとなりましたので情報共有させていただきます。
関連する値は2つあります。
事前にPowerShellでExchange Onlineへ接続しておいてください。バージョン1でも大丈夫です。
2022年4月15日の状態(無効化を確認)
以下コマンドレットをPowerShellでExchange Onlineへ接続後に実行します。
コマンドレット:Get-OrganizationConfig | Format-List AllowPlus*
AllowPlusAddressInRecipients : False と結果がかえれば無効化されています。逆にAllowPlusAddressInRecipients : True と結果がかえれば有効化されていますので Plus Addressing を試してみましょう。
2022年4月下旬(自動で有効化)
おそらくですが上記で確認した AllowPlusAddressInRecipients : False が AllowPlusAddressInRecipients : True に変更され機能が有効化されると思われます。
2022年4月下旬以降も無効化するには
以下コマンドレットをPowerShellでExchange Onlineへ接続後に実行します。
コマンドレット:Get-OrganizationConfig | Format-List DisablePlus*
DisablePlusAddressInRecipients : False
この DisablePlusAddressInRecipients : False を DisablePlusAddressInRecipients : True へ変更しておくことで引き続き無効化できるようです。
以下コマンドレットをPowerShellでExchange Onlineへ接続後に実行します。
コマンドレット:Set-OrganizationConfig -DisablePlusAddressInRecipients $true
再確認してみます。
コマンドレット:Get-OrganizationConfig | Format-List DisablePlus*
DisablePlusAddressInRecipients : True
これで2022年4月下旬以降も引き続き Exchange Online の Plus Addressing は無効化されているはず!です。しばらくは本当に無効化されているか様子見したいと思います。