【RHEL】ファイアウォール設定(firewalld)

 
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ブログ運営者のtkjzblogです。 仕事柄新しいシステムに触れることが多いです。 Windows、Linux(RHEL)がメインです。その他、VMwareやOffice365など仮想環境やクラウド環境も少しですが触れることがあります。 いろいろ忘れがちのため、このサイトへ情報を書き溜めていきたいと思います。 どうぞ、よろしくお願い致します。

firewalldは、netfilterやnftablesを操作設定するために用意された仕組みのようです。
nftコマンドというものもあり細かい設定もできるそうですが、細かい設定が不要な場合にはより簡易に設定が行えるfirewalldを使用したほうが楽だそうです。
名前の後ろにデーモンのdがついているのでサービスとして実行されます。

今回は以下サイトを参考にさせていただきました。ありがとうございました。

firewalldの設定状態の確認
https://linuc.org/study/column/5301/

Firewalldの設定方法
https://manual.sakura.ad.jp/vps/support/security/firewalld.html?gad_source=1&gad_campaignid=20784344296&gbraid=0AAAAADrEfxQW5y7luoN12N867ZAaEHEik&gclid=EAIaIQobChMInZXNwM2QjgMVkVwPAh1tNjXIEAAYASAAEgIjU_D_BwE

環境

評価版のRed Hat Enterprise Linux release 9.6 (Plow)

firewalldの状態確認

firewalldがサービスとして動作しているかどうかを確認します。
状態が「active(running)でサービスが起動していることが確認できます。また、firewalld.serviceは「enable」となりOS再起動時にサービスが自動起動するよう設定されていることが確認できます。

サービスを起動、OS再起動時の自動起動を設定する場合は、以下コマンドを実行します。

systemctl start firewalld
systemctl enable firewalld

firewalldの設定確認

firewalldの操作はfirewall-cmdコマンドを使用します。まず、現在の設定状態を確認してみます。

firewall-cmd –list-all

複数行表示されますが、確認しておきたいところは3か所となります。

1.public (active)

Publicと呼ばれるゾーン。 Firewalldには「ゾーン」という概念があり、ファイアウォール設定はゾーンに対しておこないます。 状態がactiveなので有効になっています。 インタフェースはゾーンに所属することになります。以下のコマンドでインターネット側のインタフェース(enp0s3)がどのゾーンに所属しているかを確認します。

firewall-cmd –get-active-zones

2.target: default

targetは、このゾーンに入ってきたパケットをどのように扱うかを設定しています。defaultの場合、ICMPは通すが、それ以外は通さない設定となります

3.services: cockpit dhcpv6-client ssh

servicesは、パケットの通過を許可するサービスです。

許可する通信を追加

以下のコマンドでは、サービスhttp、httpsの通信許可設定をゾーンpublicに対しておこなっています。

firewall-cmd –add-service=http –zone=public –permanent
firewall-cmd –add-service=https –zone=public –permanent
firewall-cmd –reload

設定の確認

以下のコマンドでゾーンpublicの設定を確認します。「http」「https」が追加されました。

firewall-cmd –list-all –zone=public

許可していた通信の削除

許可した設定を削除します。

サービス名で通信許可した場合の削除は以下のコマンドです。

firewall-cmd –remove-service=http –zone=public –permanent
firewall-cmd –reload

設定の確認

以下のコマンドでゾーンpublicの設定を確認します。「http」が削除されました。

firewall-cmd –list-all –zone=public

まとめ

今回はfirewalldについて検証した結果をまとめました。

以下、他の記事をまとめた一覧です。AWSもまとめています。

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