【ネットワーク:Cisco】ルータをDHCPサーバとして設定
書籍を参考にCiscoルータをDHCPサーバとして設定し、IPアドレスが払いだされるか検証してみました。
パターン1がルータのアクセスポートへ直接、端末を接続してIPアドレスが払いだされるか確認します。
パターン2は、ルータのアクセスポートへハブを接続し、ハブへ端末を接続してIPアドレスが払いだされるか確認します。
目次
環境
・Ciscoルータ
型番:C891FJ-K9
・1GB対応ハブ
型番:LSW6-GT-5EPL
・VLAN、管理VLANともにすべて VLAN 1
DHCP設定
アドレスプールの作成
RT01(config)#ip dhcp pool DHCPPOOL
配布するIPアドレスのネットワークとサブネットを指定
RT01(dhcp-config)#network 192.168.1.0 255.255.255.0
デフォルトゲートウェイの指定
RT01(dhcp-config)#default-router 192.168.1.1
リース期間の指定(例:有効期間 5日間)
RT01(dhcp-config)#lease 5
ルータのIPアドレスを除外
RT01(config)#ip dhcp excluded-address 192.168.1.1
設定の反映と保存
反映
RT01(dhcp-config)#end
RT01#
保存
RT01#wr
Building configuration…
[OK]
RT01#
DHCP設定後の確認
設定後のアドレスプールを確認します。
RT01#show ip dhcp pool
Pool DHCPPOOL :
Utilization mark (high/low) : 100 / 0
Subnet size (first/next) : 0 / 0
Total addresses : 254
Leased addresses : 0
Pending event : none
1 subnet is currently in the pool :
Current index IP address range Leased addresses
192.168.1.1 192.168.1.1 – 192.168.1.254 0
RT01#
IPアドレスの割り当て状況を確認します。端末を接続していないのでまだ割り当てられていません。
RT01#show ip dhcp binding
Bindings from all pools not associated with VRF:
IP address Client-ID/ Lease expiration Type
Hardware address/
User name
RT01#
DHCPの割り当て(パターン1)
Ciscoルータのスイッチポート7へ接続しても GE WAN へ接続しても IPアドレスは払い出されました。
IPアドレスの割り当て状況の確認すると「192.168.1.2」が払い出されていることが確認できました。2カラム目は払い出した端末のMACアドレスが表示されています。MACアドレスの前の「01」はHardwareTypeを示していて、Ethernetの場合は「01」になるそうです。
アドレスプールを確認します。
「Leased addresses」が「1」となりIPドレスが1つ払いだされたことがわかります。「Current index」は、次に払い出されるIPアドレスを示しています。
端末で取得したIPアドレス情報を確認します。
DHCPの割り当て(パターン2)
ハブを介して接続しても DHCPの払い出しはできました。
ハブに接続した端末(2台)のIPアドレスの割り当て状況を確認します。
アドレスプールを確認します。2台払い出したので「Current index」の次に払い出されるIPアドレスは「192.168.1.4」になりました。
端末で取得したIPアドレス情報を確認します。
まとめ
CiscoルータへDHCP設定をするだけであれば比較的に簡単に設定することができました。次の課題としてスイッチやVLANを追加して検証したいと思います。
その他、いろいろと検証してみた結果は、以下へまとめています。