VirtualBox_Linux仮想マシンへGuest Additions をインストールできない時の対処

 
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ブログ運営者のtkjzblogです。 仕事柄新しいシステムに触れることが多いです。 Windows、Linux(RHEL)がメインです。その他、VMwareやOffice365など仮想環境やクラウド環境も少しですが触れることがあります。 いろいろ忘れがちのため、このサイトへ情報を書き溜めていきたいと思います。 どうぞ、よろしくお願い致します。

評価版のRed Hat Enterprise Linux(Ver.9.6)をVirtualBoxへデプロイし、Guest Additions をインストールしようとしたら失敗しました。
以下がその時のメッセージです。

Kernel headers not found for target kernel
対象カーネルのカーネルヘッダーが見つかりません

補足:(カーネルヘッダーとは、Linuxカーネルと外部プログラムのインターフェースを定義するヘッダーファイル群のこと。らしいです。)

参考にさせていただいたサイトより、どうもカーネルヘッダー含むパッケージが足りてないようです。 以下サイトの内容を参考にパッケージをインストールしたところ、Guest Additionsがうまく機能しましたので備忘として残しておきます。

参考: https://blog.nomott.com/vbox-guest-additions-rocky-linux/

対処

まずは dnf update で最新化し、OSを再起動します。
dnf update は、dnfパッケージマネージャーを使用して、インストール済みのソフトウェアパッケージを最新バージョンに更新するコマンドです。

 dnf update -y
 shutdown -r now

カーネルのバージョンを確認します。

 uname -a

カーネルヘッダーのバージョンを確認します。そもそもカーネルヘッダーが存在していませんでした。

 dnf list installed | grep kernel-headers

参考サイトを参照し、カーネルヘッダー、その他必要そうなパッケージをインストールします。他サイトも参照しましたが、必要そうなパッケージは人それぞれ若干違いはありそうです。詳細は理解できておりませんが・・・

 dnf install -y kernel-devel kernel-headers gcc make perl elfutils-libelf-devel

あらためてカーネルヘッダーのバージョンを確認するとインストールされていました。

あらためて Guest Additions をインストールするとうまくいきました。OS再起動せずともマウスポインタはホスト、仮想マシン間を行き来することができました。

まとめ

本番環境でVirtualBoxを利用することはほとんどないと思いますが、検証環境では大活躍すると思います。Guest Additions がインストールできないと絶対にダメというわけではないですが、やっぱり機能したほうが便利と思います。参考にいただければ幸いです。

以下、他の記事をまとめた一覧です。AWSもまとめています。

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